一作

伊勢英子, グレイがまってるから

グレイがまってるから (中公文庫)

グレイがまってるから (中公文庫)

実家にあった一冊


とてもすてきな本だった
飼い主目線、そして犬の主観を絡ませながら
犬と居る家族の日常がほのぼのと
優しい表情の絵とともに描かれている



ドラマチックに犬が誰かを救い出したり
感動的な再会があるわけじゃない


一緒に過ごす何でもない毎日こそが
幸せなんだと・・・幸せだったと改めて感じさせられる一冊
動物と共に過ごす人なら必ず感じるところがあると思います
どうにも涙が止まらないのだが



本当に、何でもなかったあの一日一日が幸せだった
それは随分遅れて僕達が
彼、彼女らから教わったことだった