パーティーピープル

何もかも忘れるくらい幸せな
楽しめる瞬間ってあるんだろうか


おれの好きな某作詞家が
「どんな幸せにも悲しみが混じる」と綴っていて
その言葉が自らの意を得たと思ったとき
高揚の中で馴染めずに抱えていた違和感は消えた
・・・でも絶対的なマインドを自覚してしまった


クラブやパーティー的なノリにどうしても馴染めない
好きになれない
アルコールを摂取しても変わらない心は
その熱狂が冷めた後
散り散りに違う電車で帰る日常を想像してしまう


いつかは終わりがあり
影が存在する今に照らされて
仕事で疲れた体と、未来に悩む心でやっと
その人と一緒に幸せを感じたい
考えていきたい


瞬間じゃなくて命を叶えたいから



おれはもう何も失いたくない
たとえ感情の飛沫一つでさえも