学生の頃学校を辞めたいとぼやいてた自分に
祖父はこう言った
「別に学校も資格もわしはどうだっていいと思ってる
でも人として生きていく為の資格は考えなくちゃいけない」
自分を責めるわけでもなく、でも擁護するわけでもなく
選ぶことへの問いかけをくれた祖父
この言葉はずっと心に残っていて
それからどんな道を進むときも、どんな場面に直面するときも
損得や気持ちや以上に
人として生きる上で考えなければいけないことを教えてくれた
祖父が重い病気を患った
不幸中の幸い、即座に死に直結するような症状ではないということだけど
年齢的に手術はできないので
現状と共存して生きていくことになるらしい
ただ悪化しないことを祈ることしかできない
命の終わりによる別れは何度も遭遇してきたが
偶然でも必然でも、悲しい最期によるものが多くて
自分の中で今でも整理が出来ていないことがたくさんある
死という気配を感じることに
どうしても過剰にナーバスになってしまう
何度それを重ねても、どうしたって解れるものではないと思うけど
自分ができる何かで最期に臨む時間や
いつかの別れから少しでも悲しみを取り除くことができるなら
どんなことでもしたいと思う
安心さえさせてあげられない立場の身だけど
伸ばせる手と通える足でも
出来ることはたくさんあるはず
そして、おれは自分が生きる資格をやっと得たこの場所と今を
どうしても証明したい