君だけが思う明日はただの夢か夢じゃないのか

椿屋四重奏, ロンサム

孤独のカンパネラを鳴らせ

孤独のカンパネラを鳴らせ

踊るとか楽しむとか、熱狂だとか・・・
そんなエンタな流行りの業界で
自分が生きていることのドキュメントを
スタイルとして貫き、挑戦し続ける
一人の人間のプライドとイコールみたいなバンドだった


稀有な存在だったんだと思う
ピロウズが武道館を成して以降変わってから
そんな路線に拘ってるバンドなんて
彼らだけだったから


でもだからこそ
彼らにしか表せないこと
彼しか唄ってはいけないことがあったように思える


そしておれはそれを必要としてた
音楽という、日々における誰かの想いとの付き合いの中で
時に同じような悩みを問いかけられ
憧れるくらいの理想を提示され
その全ては
毎日のように自分を支えてくれていたものだった


今になって思った
世界で一番好きなバンドだったんだと




椿屋四重奏解散した


ありがとうと
今までありがとう、お疲れさまと心から伝えたい



でも自分が死ぬほど信じた音楽が
現実に何も叶えることなく散っていくことに
悲しい、ショック以上の
心に非常に深い傷を負った感覚だった



音楽仲間と呑んだり話してる時
口癖みたいに言ってたもんな
「現状で叶わない望みを挙げるなら、いつか椿屋と対バンしたい」って


レゾを四人編成にしたときも
椿屋みたいなバンドにしたかったってここに書いてたと思う
中田さんはおれのお手本だって



本当に終わってしまったんだな
一つの夢が終わってしまった