一作

浅田次郎 篠原哲雄, 地下鉄に乗って

妹から借りて原作は読んでいたが


素晴らしい作品、というか
稀に見る原作を超えた映画だったと思った
・・・まあそれは先に原作を読んでたからこそ言えることなのかもしれんが


レンタル屋の閉店セールで気軽に借りた作品に人生を揺るがされるなんて
皮肉というか不思議なものですねと思うw



この作品、話にとっての「タイムスリップ」とは一体なんだったのか
見てる側の受け止め方に委ねられる部分がよかったのかもしれない
誰しも時の流れの分だけ人生を生きてきたということから


エンディングがそのようにハッピーもバッドも内包していて
各々の判断によってそれぞれ理解できるものを
自分は望んでるのかもしれない
現実的なものというか



堤真一氏の演技が凄く好きだ
多くを語らなくても
目の泳がせ方だけで心情や場の空気を描いてしまう