一作

時雨沢恵一，キノの旅-the Beautifuｌ World-

キノの旅-the Beautifuｌ World-廉価版 V [DVD]

少女キノと言葉を話すモトラド、エルメスが
様々な国を旅をしていく話
ライノベが元になってるのかな

高い城壁で囲まれた国で出会う人々は
それぞれ心が偏っている・・・というかもはや振り切れてて
人間のエゴや性、矛盾を露骨に表して生きている
それに向き合うキノの迷いなき冷静さとの対比によって
人が人らしく生き続けることの
問題を投げかけてくるような作品

結局答えの出ない堂々巡りの問い
報いのなさを描きながら
だからこそ世界は美しいと

・・・感じられるか感じられないかは
ある種、受け止める側が試されるんじゃないかな

ちなみに自分は名作だと思いましたが
正直後味が悪い話が多すぎるなという印象も強い
機械人形の話とか、両親が笑いながら殺しに来る場面なんて
ホラーに近いものがあった