- 作者: 2010 映画「君に届け」製作委員会,セブンティーン編集部
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/09/01
- メディア: 雑誌
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ずいぶん久々に映画を観た
興ざめするような感想だったら申し訳ないのだけど・・・
この映画は一体誰の共感を求めて作られてるのだろうと思った
切ないとか、いい恋だなと思っていい人間が限られすぎるだろうと
少なくとも、キャイキャイみんなで映画を観に来る一般若人の大多数は
コドクな爽子をからかっていたクラスメイト側のそれであり
普段「男」だの「いい人いないかな」とか軽口をたたきながら
簡単に笑える人間なんじゃないのか
爽子や風早君の心持とは大きく異なる現実を常に楽しみながら
そこでだけ都合よく彼らの恋に憧れるのは筋違いなんじゃないかと思った
クオリティや内容以上に
漫画女子が頑なに映画化に反対してた意味が解った気がしたよ
映画としては素直に良かったなと思います
一つの恋のなりそめを描くのはテンポが大事なんだろうな
後は多部未華子嬢の演技が素晴らしすぎた
ある種、共感や思い入れからは外れた次元から眺めていた自分には
それが全てだったとさえ思えたw