高橋正弥, RED HARP BLUES
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2003/12/20
- メディア: DVD
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
主人公、陽児のブルースに懸ける想いや追いかける幻想への傾倒から
次々に現実を失ってしまう様が
普通を生きてる人にはコミカルなほどに
同じように夢を生きる人には
過分に残酷に感じられたんじゃないか
特に一緒に夢を生きていた彼女やバンドのメンバーに
諦めるという宣告を受ける場面は見ていて相当キツかった
この映画を見て世界で一番悲しくなった人間は
おれだと思うよ確実にw
奇跡も起きない答えも提示されないで終わるってのがいいですね
この曖昧さがいい意味で邦画らしい
「持ってる人間」の成長を描くBECKでも
最後には自我が奇跡のように輝くアイデン&ティティーでもなく
挫折と悩みがそのまま突き抜けてエンディングに昇華されるこの作品が
最も音楽・・・いや、音楽人らしさに徹している作品だと思った
途中でブルームオブユースが微妙な歌唄わなかったらもっといい印象だったのだが・・・