一曲

SR-71, HELLO HELLO

トゥモロウ

トゥモロウ


綿密に組まれたバンドサウンドと積み上げられた音圧
徹底的なメロディアスと
ルーピーに追いかけられるバカバカしいPV
ブッチ・ウォーカーのプロデュース(でしたよね?)で世に出てきた彼らは
立ち位置的にはアイドルバンドといった印象だった
日本だとabingdon boys schoolみたいな立場かな


そしてその位置って最も「ロックじゃない」って否定されやすい所で
事実、当時オルタナに目覚め始めた自分も周りの人も
こんなのロックじゃないって躍起になってディスってたな
おれなんて買ったCD売ってたしw


これは本当に恥ずべきことですよね
サムすぎる
ロックは何たるか・・・というより
ロックってそんなに体裁に拘らんといかんのかと
そんなにつまらん括りの基準でしかないのかと


自分はいろんな黒歴史に満ちた人生を送ってきましたが
一番消したい過去をあげるなら
オルタナに目覚め始めて、先入観とイメージだけで
露骨にいろんな音楽を否定してた頃だな


いや、今でも否定したい音楽は存在するんですよ
ただそれはイメージや体裁で解ったつもりでの
単純な気持ちによるものではなく
音の向こうにいる人間とやりあえる次元の
強い想いと覚悟のベクトルに導かれたものですからね



数年を経て
先日のセールでこのアルバムを購入し直しました