一曲

宇多田ヒカル, 幸せになろう

Deep River

Deep River

いい音を録るためには、いい曲を組むためには
その「良さ」を身をもって感じ、味わっておくことが大切だと
それがどんな勉強より意味のあることに感じる


ふと耳にしたこのアルバムの音の良さが
目が覚めるほど衝撃だった
彼女のCDのエンジニアリングのことは
よくレコーディング本に載っていたが・・・これほどとは


打ち込みの音と生楽器の音の温度のすり合わせ方
音同士の「隙間」こそを描いていくような手法
それでいてダイナミクスを損なわないレンジの取り方


昨今流行りのもはや聴くことがトレンドのようなR&Bは好みじゃないけど
好む好まざるを飛び越えて
この音の彩には見惚れざるを得ないです