一曲

GARNET CROW, A crown

first kaleidscope

first kaleidscope

ガーネットのインディーズ盤


自分がガーネットを好きになったのはもっと先なのだけど
実は雑誌か何かの前評判につられて
このCDをリアルタイムで一度購入している
そして即売ってしまっている・・・


当時の中村嬢の声は素人臭さが全然抜けてなかったし(ある種今もだけど)
「2人のロケット」や「君の家に〜」の2曲目くらいまでで
自分としてはかなり微妙だと
これは好きになれないなと判断してしまった記憶がある


当時、この最後の「A crown」まで聴いてたら
どう感じていただろうと思う


数年後に受けることになる、人生の舵を捻じ曲げられるほどの衝撃を
その時に感じることができただろうかと仮定して想像すると
出会いのタイミングとは不思議だとつくづく思う


インディーズ盤としての完成度は異常としかいいようがない
この一枚がおれの「インディーズ」という定義のハードルを完全に上げたからw


独特のミックスと感触があり
その後GIZAサウンドへ移り変わっての良さも悪さも逆に感じられる
洗練が描く現在の緻密さも好きだけど
人の手の温度を感じられる当時の音も味わい深い


何より七嬢の歌詞が素晴らしい
独特な今と死生観の捉え方で日常を描く
それはスタイルではなく、もはや性質のような次元で