an underground lifeway

優しい歪みに揺られながら
無表情でうたた寝している
どんな夢から覚めてみても
心が傷つかないように


サブウェイ
暗闇を抜ける影になって
手探りも溶けるような未来へ
そうさ軽はずみに産まれたこの命は
終わりまで黒い炎


相乗りの孤独 吊革の依存
死に化粧の騒ぎ 曇りガラスの曖昧
同じ絶望に怯えながら
僕だけが特別な地獄に落ちたい

優しい歪みに揺られながら
感じない振りもできない無表情
モグラの手足で泳ぐ日々を
きっと誰もが結局必死で


時折吹きこむ風に酔って
息を止めて命を確かめる
僕が僕らしくなくなるその前に
炎を消し去るため