一曲

T-BOLAN, マリア

マリア

昨日に続きティーボランを

自分がティーボランを知ったのはこの曲だった
テレビの過去の名曲を振り返るみたいな特集で
この曲のサビ
「泣かないで僕のマリア」
が流れてきた瞬間、ビビっときて
速効中古ＣＤ屋に買いに走ったのを覚えてる

だから自分はもちろんリアルタイムじゃないし
周りがハイスタばっかり聴いてる中で
ティーボランを聴いてる自分はかなり稀有な存在だった

この曲はやっぱり大好きだったし
自分たちより上の代にはかなり有名なので
昔からよくカラオケとかで唄ってたな

だけど今となっては
この曲、曲に宿る想いがやがて迎えた結末のことを思うと
懐かしいですねなんて笑いながら唄えるはずがない
・・・悲しい歌だとも言いたくはないけど

素晴らしいラブソングを聴くと
現実の幸せどころか
愛とか永遠とかバカバカしい虚像のようなものまで
全て叶い尽すんじゃないかと錯覚するんだけど

でも錯覚でしかないのか

それでも
残ったものが、最期に持ち合わせたものが
完全な絶望でないことだけを願いたい
この曲を愛したものとして