一曲

レゾンナンス, ラッシュアワー・エンドロールダンス

羽も伸ばせない朝に
ギリギリの数のつり革奪い合う
死にかけたって生かされて
どうせいつもの街まで
電車は走るのに


磨かれて光ってる靴と
逃げ出せるだけの力持ちながら
僕はこの日々に茹ってる
くだらない流行に絡まって
息苦しいなって気取りながら
虫歯の笑顔


ぶら下がるヒントに嬉々として
飛びついて辿った道の果て
突然途切れた可能性の
ジエンドに
涙も似合わぬ幕切れさ
後悔一つも売り飛ばして
ラッシュアワーエンドロールダンス
踊っているんだよ


人いきれ塗れてウンザリさ
人波のリズムに鼓動乱れる
人間嫌いな新人類ぶって
それでも君に会いたいな
温暖化で愛がむせ返して
忘れられない


過ぎてるリミット放り出して
無限の香りに老いた嗅覚を
ひたすら信じて寄りかかった
ジエンドに
欠伸の合図で幕切れさ
醒めてる悪夢に絡まって
ラッシュアワーエンドロールダンス
踊っているんだよ


この手の自己矛盾、自分への皮肉みたいな曲は書きやすい
これは自分嫌いだからというより
自分のことばっかり考え過ぎて己の負の部分を知り尽くしとるからだろうw
他人や社会はディスれるほど気にできてないし


ラッシュアワー・エンドロールダンス」はジョゼロゼ時代のセルフカヴァー曲になります
こうやってずっと演ってるからリアルタイムに活き続けとるけど
実際は結構前の曲だなー
アイスエイジとかよりもずっと前か


ジョゼロゼでは思っていたように表わしきれずに終わってしまったので
(演奏技術云々じゃなくて、バンドの色的に・・・)
どうしてももう一回演りたかったから


こないだのスプートニクとかもそうだけど
自作の曲なら、過去のバンドの曲もバンバン演っていきたいと思う
気持ばかりで筆の技術が追いついてなかったあの頃の曲に
今の技術と情熱でそれを想いとして改めて描いてやりたい



ギターはナッシュヴィルテレキャスター、トルネードの後期型
アンシュミ直のセッティングでピッキングの強弱で音を作り分けて録りました
この手の半音でズレていくコードの曲は
ギターを歪ませるとすぐグランジ臭くなってしまうので
限界まで歪みを絞りつつ、音圧はギターのパワー頼みで・・・それでいてパワーコードを使わずw
オープンコードで広げたり要所要所を細かく弾き込んだりすることで
ニュアンスを大切に作りました


ドラムはマイク5本録り、ベースはカツラ君の愛器ジャズベといつもの足もとで
ちなみにこれは「窒息」も同じです


最初は録りっぱなしのかなり荒々しいミックスで作り上げたんだけど
これはあんまりだろう!ってことで
発表前夜に死にそうになりながら一晩で全てマスタリングし直したってことも
今ではいい思い出だや


今回のレコーディングは本当にマスタリングの勉強になりました
・・・もとい勉強をしたよ
protoolsって簡単だったり便利だったりは一切しなかったから
「ここに能力置いとくから勝手に自分の知識でやってくれ」みたいな
なぜか放置プレイされてる気に何度もなったもんw


まだまだですな
今夜も勉強してから寝ます