こだま派

マテリアル

マテリアル

1年半ぶりくらいに帰省していた。
30年近く住んでいた実家を引き払うとのことで名残を惜しみつつ残った荷物の確認をということだったのだけど、感慨深さはあったけどそれに浸るにはちょっとバタバタし過ぎて、どちらかというと立ち寄った祖母の家で鹿害を防ぐための柵を作るのが大変だったということのほうが強く記憶に残った。
夜中になると30頭くらいの群れになって山から下りてくるらしい。みんなモンハンやってる場合じゃないよ。



父親と弟と楽しく呑んだ。あんなに家族で笑って話が盛り上がったのは下手したら幼少期以来かもしれない。こういう未来をずっと望んでいたのかな。妹も一緒だったらよかったし、母親も一緒だったらもっとよかった。
自分が反抗期に荒れなかったらとか大学卒業してまともに働いたらとか、あの時家を飛び出さなかったらとか、音楽を辞めていたら・・・とかいろいろ考えたけど、何を選んでも必然に感けて今はそれだけの月日が流れての今にしかなれなかった気がする。この今を愛するしかない。
行き帰り運転してくれた弟の奥さんに感謝。



また夏に帰ります。