泥より出でて泥に染まらず
空気にすら馴染めず
気高いほどの寂しいだけの
一人も着こなしきれずに
この世で君だけが君の色を知らずに
透明な光を求め
見上げた空ほど可能性は残っていなくても
諦めず花弁を広げているよ
加速する時に置き去りにされても
命のスローを燃やし
信じ抜けよ
種からこの日まで吞み込んだ汚れの為に
透明な光を求め
全てが塗り替わる結末はないと知っていて
だけどまだ自分から赦されないのかい
淡い色が滲み出して
涙を染めていく
この世で君だけが君の色を広げて
透明な光に咲いてる
ざわめく世界で永遠の静けさになって
そしてまた花弁は風に任せて