- アーティスト: Tears
- 出版社/メーカー: Independiente
- 発売日: 2005/06/06
- メディア: CD
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目の前の女性は
「初めまして○○です!ベトナム人です!」と言っている。
しかも結構流暢だ。
ここまで流暢だと「ベトナム人です!」がウケを狙っているようにさえ思えてくる。
「遠い国に来て頑張ってる人だから力になりたい」という
上杉謙信レベルの義に生きる店長の受け入れ方針により
職場に外国人の方が増えてきた。
家に帰れば通訳、翻訳を生業にしている同居人が見ているテレビが
英語のニュースを流し続けている。
昔、「学生時代に世界を見てきたほうがいい!価値観が変わるぞ!」
みたいなことを親族から言われた反動で
絶対日本から出てたまるか!一歩もな!!と思ってた僕も
世界に侵食されている。いや、当然に内包されている。
ブレットのお父さんが亡くなった時
サングラスを外せないままでそれでもステージに立った彼の気持ちを
僕が一番解ると思っていた。
言葉も価値観も超えるのは、そういうことだと思ってきたけれど。