ティアーズ

Here Come the Tears

Here Come the Tears

職場にカンボジア人の方が入ってくるという話を聞いていたのだが
目の前の女性は


「初めまして○○です!ベトナム人です!」と言っている。
しかも結構流暢だ。
ここまで流暢だと「ベトナム人です!」がウケを狙っているようにさえ思えてくる。



「遠い国に来て頑張ってる人だから力になりたい」という
上杉謙信レベルの義に生きる店長の受け入れ方針により
職場に外国人の方が増えてきた。


家に帰れば通訳、翻訳を生業にしている同居人が見ているテレビが
英語のニュースを流し続けている。



昔、「学生時代に世界を見てきたほうがいい!価値観が変わるぞ!」
みたいなことを親族から言われた反動で
絶対日本から出てたまるか!一歩もな!!と思ってた僕も
世界に侵食されている。いや、当然に内包されている。




ブレットのお父さんが亡くなった時
サングラスを外せないままでそれでもステージに立った彼の気持ちを
僕が一番解ると思っていた。


言葉も価値観も超えるのは、そういうことだと思ってきたけれど。