石田三成

「マッドマックスを死ぬほど好きで何度も観てる人が居て
その人は観るたびに、負けるはずの悪役が『今度こそは勝つんじゃないか?』って
思っちゃうらしいんだよ」



と同居人が語っていたが
いろんな大河ドラマを観るたび、ましてや繰り返し見続ける度に思う。
『今度こそはこの人勝つんじゃないか』


・・・勝つわけないっ!
それが歴史だ。



そして、勝てたんじゃないかというルートなんかも突き詰め始めると
イフの世界に入って拗らせた歴オタ勢になってしまうので
(議論すること前提の歴史話はちょっと・・・)
僕は戦ったということの意義をその度に考えることにしている。
いろんな作品が考えさせてくれる。


それは「負けたこと」だけが遺せた
あらゆる形に変わりながらいつまでも煌くカレイドスコープ。


本当の敗者ほど美しいものはこの世にない。