もう一度までの全て

昔、知人が「結婚を前提にしない恋愛なんて茶番だ」と言っていた。


結ばれても結婚に至らない恋愛が茶番なら
結ばれなくても想い続ける恋愛は完全な無だろうか?




とても好きなこの作品をリバイバル上映するという粋なことを
近所のキネ旬シアターが実現してくれたので観に行ってきた。


ちなみに以前に見た時の感想はこれ


http://d.hatena.ne.jp/eureka-meghni/20130312




感じたことはやはりほぼ変わらないのだけど
それこそ結ばれない・・・ほとんど何も変わらない結末(ネタバレすみません)の
お互いに何が残ったのか?
変わらない現実の中で変わったものは何だったのか?
それが少しわかった気がした。


少しという、何もかもだ。



現実は持続し続ける画で
恐らく何もかもは感じたことに、ずっと感じていることに存在する。



温かい涙が流れた。


それを本当に温かいと思えるまで僕は3年近くかかった。