never ending ライナーノーツ


あの日からずっと前を向いている
さよならの残響の中で
視線の先まで歩みの果てまで
忘れないという明日へ


まだ間に合うものだけを集めても
未来は美しい


風に追い越されても
変われない毎日が
想い出を守ってくれる
願いも祈りもいらない
ただ僕の呼吸を頼りに


届かなかった言葉、呑み込んだ想い
今も僕の中で疼く
青い空になんて抱けないもので
胸は埋め尽くされてる


闇になんか馴染めない影を
引き摺ってどこまでも行くよ


姿を消した太陽
その熱に守られて
温もりはまだ続いていく
相変わらずの日々を
それでも愛しく思える程に


欠けたパズルのピース
その空白の向こうに本当の世界はあるから


たくさんの残像とフラッシュバック
今日明日明後日と永遠の面影は続く
繰り返す歌のその度夢を見る
物語のように


ネヴァーエンディング


左チャンネルギターはフェンダームスタング
右チャンネルはフェンダートルネード後期型。
Aメロのクランチのギターのみフェンダーナッシュビルテレキャスター
マイクはSHUREの565SD。


サウンドに関しての個人的な課題としては
オルタナなことをいかにハイファイにポップの次元でやるかということ。
そして、3ピースのリアルの演奏と差が出ないレベルで
どこまで作り込めるかという所でした。


そこら辺はうまく出来たというか
宅録のギターの音作りとしては今はこれが限界だと思いますね。
いい意味でやっと限界に触れたと感じてます。
ここからはまたガッツリ勉強して、次元レベルで超えていかないと。


ちなみに途中でゴーッと迫ってくるノイズは
マイブラと同じ音が出せるという伝説のエフェクターREX50を使ってます。
前のバンドの「窒息」のアウトロ録り以来、6年ぶりくらいに弄ったのだけど(笑)
かなりおもしろかったのでリアル演奏にも取り入れてみようかな。



この曲は歌詞に死ぬほど苦しんだ覚えしかないですね。
過去一番苦しんだんじゃないかな・・・


自分は最初にワンフレーズの歌詞とメロディーが同時に思い浮かんで
そこから広げていくという作詞作曲法を用いてるのだけど
「姿を消した太陽その熱に守られて 温もりはまだ続いていく
相変わらずの日々を それでも愛しく思える程に」
これが最初に書けた時、自分の中で完全すぎてどうしていいかわからなくなってしまった。


実際、この曲は仮歌詞のままずっとライブで歌ってて
今回のライブで完成形を披露出来るまで約1年書き続けていた。
その間にあったいろんなことが影響している・・・というか
別れの歌なのに対象に「君」や「あなた」が使われていないのはその為なんですよね。



さよならの時、いつも想ってきた。そして
これから訪れるであろう別れの時にもそう想いたいからと書いた一曲。


誰かの同じようなその時に
少しでも寄り添える音と言葉になれたらなと思っています。