かわいいは正義なのか

近所の映画館の壁に
「この柱の上で鳥が子育てをしています。
法律上取り除くことが出来ないので
通行に注意して見守ってあげてください」
と、書いてあった。


法律上取り除けないのか知らなかった・・・


不思議ですよね、これがスズメバチだったら
電話すれば市の職員が排除しに来てくれさえするのに。


これは皮肉を言ってるわけじゃなくて
僕も「それでいい」と思ってしまってることが不思議で。
小鳥を巣ごと葬ってしまうことはかわいそうだと思うけど
蜂に関しては抹殺してくれないと困るとまで思ってしまう。
一つに蜂が人に危害を加える可能性があるというのはあるけど
・・・でも、小鳥だってウンチ空爆しまくるもんね。


死ぬことと生き延びることが昆虫と鳥類の差だとしたら
そもそも昆虫と鳥類の差は何なのかという話になってくる。
身体の大きさ?寿命の長さ?いやいや、もはやこれはかわいさの差でしょ。


歪だったり鋭かったりの昆虫が死ぬのは何でもないけど
丸っこくて可愛い小鳥が死ぬのはそれこそ可愛そうなんでしょ。
だって僕はそうだから。


結論として正しくなり得るのなら、かわいいはやはり正義なのか。