お前にはないキャノンボール

the breeders, Cannonball

Last Splash

Last Splash

本質に届けるのが素質だけなのだとしたら
学ぶことで、焦がれることで伸ばせる手はバタつかせた足は
せいぜい踊れる程度のエンタテイメントにしか成り得ないのか。



星追いのレコーディングの日程などが具体的に決まり始め
最近はレコーディングの際の音作りやマスタリングの参考の為に
いろんなCDを聴き漁ってる。


星追いはバンド自体がソリッドな音でメロディアスな曲調なんだけど
これをセオリー通りに纏めると
ガレージロックをレイジブルーのファッションみたいに着こなしてる
そこら辺の器用集団と変わらなくなってしまう。


同じ土俵には立つつもりでいるけど、それに際して武器は持ち込みたいんですよ。
謙遜抜きで僕は人一倍音楽を聴いてきたつもりでいるから。



でも、聴けば聴くほど好く側と演る側の次元の違いを感じるというか
演りたいことを演れてる人の極限は、演りたいから演ってるんじゃなくて
素質としてそれが備わってるんですよね。


えげつないことを演ろうとすることって
えげつない奏法とか音作りを研究することじゃなくて
自分の中のえげつなさに向き合うことなんじゃないかと思う。



「おれとお前は違う」の醜さに正直になれてからがオルタナ