必然の月

Nick Drake, Harvest Breed

Pink Moon

Pink Moon

必然としての死が存在するとして
それを証明できるのが遺作なのか


昔見た何かの映画で
人より数倍の速さで歳をとってしまう主人公が
老衰での死を目前に、親から
「人は誰も限られた熱量しか与えられていない
あなたはそれを短い時間に燃やし尽くしたんだ・・・誰よりも眩しく」
のようなことを言われるシーンがあったのだけど
(すみません、かなり記憶が曖昧です)



例えば生き方、心の逸る速度
例えば精神的な病や極端な片寄り


命や心を使い果たすという死は必然なのか


それをこの側面から正しいと思ってしまうことを、間違いと口にするには
あまりに切ない作品が存在する


そして懸命に命と心を燃やしている人間が存在する