愛に穢れること

山崎ナオコーラ, 人のセックスを笑うな

人のセックスを笑うな (河出文庫)

人のセックスを笑うな (河出文庫)

将来性のない、未来のない恋に意味はないのか
温もりや柔らかさやくすぐったさや
笑ったことの全ては
突き抜けたかと錯覚したくらいの希望は
本当に無意味なのか


未来の為にだけ、今は在るのか



誰もがシュールだ
みんな本来、現実離れしていて自分自身でしかない


ナオコーラ先生の作品を読むといつも感じる
それが個人は自分である生存意義であり
でも、それがあるから社会で悩まなければいけない


だから笑ってはいけない




職場の美人主婦に言われた


「タカハシ君は結婚みたいな世の中の定義に沿った安心じゃなくて
自分なりの愛とか安らぎの形を探しなさい」


涙が出そうなくらい正しくて
涙が枯れるレベルで難しい課題だ



自分が一体何に安心したいのかわからなくなる
どうせ死ぬのに