100%の女の子

村上春樹, 四月のある日に100パーセントの女の子に出会うことについて

カンガルー日和 (講談社文庫)

カンガルー日和 (講談社文庫)

理想の異性と好きになる異性は違う・・・みたいなウンチクをよく聞く


その度に、「あなたは本当に理想の異性に出会ったことがあるのか」
と言いたくなる
100%の・・・本当に100点満点をとれる相手に直面したことがあるのかと


「好きになる」を肯定する為に
理想をハグらかしただけなんじゃないかと



30年ちょっとの短き長きを生きてきたんだが
その人生において初めて、全ての基準や論点を満たして
突破し尽して
100%だと言い切れる異性に出会った


・・・いや、正確に言えば1年以上前から出会っていて
1年の月日をかけて遂に100を満たした


今まで好きになった人はもちろん、ドルヲタの自分が好きなアイドルでさえ
最高値は92%くらいだったわけだから(言うまでもなく古川あいりん)
革命としか言いようがない




決定打は主観ではなく、主観と想像を裏付ける
第三者からの見解や情報や伝聞なんだと思い知った



「私は育ちの良さだけで自分を判断されたくない」は反則だ
それを口にしながら、何一つ捨てないような人間でいられるのはチートだ


自分もそのことで学校でイジメられて悩んで
そして逃げたから



自分はもう一生、自分にとっての100%になることはできない
だから彼女の100%に憧れるし、嫉妬する
恋になれない恋をする



さわおさんがずっと「I wanna be your gentlemen」と
歌い続けてる理由がやっと解った気がする