臓器売買

詞を書くこと、書いたものを発表すること
それを音楽として世に放つことって
何だか臓器売買みたいだ


自分を切り開いて中身を取り出して
「ほら!こんなに汚れてない!でも穢れてる!!」
「これってどのくらいの価値ありますかね?」
みたいなことをふれまわって
訊ねてまわって


「この部分が足りない人いませんか?使いませんか?」
と適合者を探す



もうずっとそんなことをやっている


売れ残り続けてる臓器の腐臭の中で