青を臨む日

秋山瑞人, イリヤの空、UFOの夏

エバーグリーンみたいな姿勢、感じ方はあまり好きじゃない


未だ、挑みと戦いのような生き方をしていても
精神的には夕暮れの辺りに差しかかってる
正にピロウズで言うサンキューマイトワイライト


ここはもう青春じゃない


それは、一抹の寂しさを帯びたものであっても
何もかもがなかったことになる残酷ではないし
そして色濃くなった夕陽だから照らせるものもある
過去だろうと未来だろうと




前にも書いたけど、今になってこの小説を読むと
主人公の浅羽より榎本にどうしても感情移入してしまう
おれは「大人」なんだなと実感する


最後の最後まで浅羽とイリヤの恋の正しさが
世界の存続以上の光を放つと信じてた・・・賭けてた榎本の
何もかもを失くせなかった大人な様が
ちょっと嫌だなあと思うくらい自分と重なってきている(笑)



変な話、おれがナリタとかイワイ君に入れ込んでるのは
これに近い感情なのかもしれないな


自分が挫折人生で失い続けてきた
彼らだけが持つ、正しいはずの感性に惹かれてしまうというか
先を見届けたい・・・関わることに賭けたいと思ってる部分がある


正しくないなら、世界なんか滅んでしまえばいいくらいに思いながら



6月24日はUFOの日でした


毎年、毎時期恒例のイリヤについての雑記として