フィッシュストーリー

声だけがどこまでも響くと
信じてた海の底で
目に見えない異形の姿で
叶わない恋をしてる
誰より透き通った


声だけが遠い君の海まで
届く日を夢見ている
この歌が


宿命の圧力の中で
心だけ殺しきれない
瞬きも出来ないこの目には
闇だけがただ続くのに
どうして終われない


流れない涙の温もりを
眠れなかった夜の数を
忘れられない


声だけが遠い君の海まで
届く日を夢見ている
恋という勘違いの果てまで
名もなき魚の泳ぎは続く
無限の闇を


この歌で