遊びをせんとや生れけむ

藤本有紀. 平清盛

50話、ついに観終わった


武士の世を作るという夢、醜き世を変えるため
自らもののけになっていかざるを得なかった
平清盛
何もかも失い流された先で
父の残した夢や自分自身を取り戻していく
源頼朝の対比に
夢を生きていくという皮肉と
壮絶さを見た


「夢」という言葉のあらゆる側面と複雑
そして最期まで突き抜けるほどの眩しさに
とにかく揺さぶられ問いかけられる一作


常人なら日曜の夜にこんなもの観たくない(笑)




龍馬伝新選組と晩節を汚さぬまま
若くして亡くなった人達の話の後に観たので余計にだろうが
一人の人間が生き続けるという「一生」がとにかく重かった
抱える塊であり続く暗闇であり
関わる人達の想いの数々であり・・・


そのあらゆる感情や繋がり、出来事は
全て未来、未来の自分への伏線になっていること
これは50話に及ぶドラマとして観て改めて解るなと


そして、歴史や人生はドラマだと改めて解る



勧めてくれたおくこさんに感謝


今、「龍馬伝」と一作オブザイヤーの座を巡り審議中です