真夜中を駆ける人よ 美しい狼たちよ

古明地洋哉, 夜の冒険者

夜の冒険者

夜の冒険者

祖父の初盆で久々の親戚での集まりだったのだけど
高校生になるいとこが思いっきりグレていた


たくさんの人の賑わいと和やかな会話の中で
ごろ寝の様で毅然としてヤンキーを保つ姿に
若さ故の美しさと
大人目線からの無様さを垣間見た


おばさん(その子のお母さん)に
「何とか言ってあげてよ!」と言われたのだが
仮におれが何か言えることで
それが彼に聞き入れられたとしても
確実にこの家の家風に沿った方向には進まんだろ・・・


それこそおれがいい例だ(笑)



ただ、笑って済むうちにやっとけと思いますね
考えたことでも思ったことでもなく
感じたことを片っ端から


どうせ全部全然駄目だから



本当にやりたいことなんて
その先に自分も誰も笑ってくれなくなるところから
やっと考えとか想いに辿りつくものだから


「自分の人生」とか偉そうなこと言うなら
今、負けの果てに覚悟くらい探しに行け
自分に殺される覚悟のない人間が
人生語るなクソガキが



・・・なんて言ったら
おれが親戚中から干されるな