セルフライナーノーツ「Melody」

思い出をずっと忘れないことが
永遠ならそれでもいい
全ての風を今日受け止めて
それでも昨日を守りたい


途切れた旋律のその先を僕は
口笛で繋いでく


メロディーは廻り続けるほどに
少しずつ寂しくなって
君が浮かぶ景色を駆け巡る
そういつも


熱を失った温もりだけが
今日も僕を支えてくれる
約束の果てで彷徨いながら
それでもまだ終われなくて


繰り返す旋律その度に僕は
変われないって笑った


やみそうでやまない雨に打たれて
傘も持たず歩いてく
ずぶ濡れのままじゃ辿り付けない
未来から逸れてく


風の中僕達が唄ってた


メロディーは今日も廻り続ける
少しずつ寂しくなって
君がくれた世界を駆けていく
風に乗って


遠い時を超えこのメロディーが
あの日の2人に届くように
祈ることもなくただ想ってる
そういつの日も


そういつまでも

遅くなりましたが、ライナーノーツでも・・・



使用ギターはGuildのDCE1
Fenderナッシュビルテレキャスター、トルネード
マイクはSHUREの565SD



今回は音作りに関してはprotoolsプラグインはほぼ使わず
外部のプリアンプやエフェクターで完結させた
特にエレキギターは全てBlack Starの真空管を通して
生っぽい、温かみのある音に拘ってみました



キーボードはYAMAHAのQY100を音源に使いながら
RolandのPC-180で弾いたんだけど・・・
ハンマータッチのないMIDIキーボードでレコーディングするのは相当無理があったなw
次回レコーディングまでにはしっかりとしたキーボードかエレピが欲しいところ


本来3ピースバンドとしては考えられない音を重ねてるけど
音圧がどうこうというより、どこまで緻密さを描きこめるかを考えたつもりです
ギター数本、キーボードのアンサンブルは「これ絶対聴こえてないでしょ?」ってとこまで拘ったのでw


ソロの「アイスエイジ」とかもそうだったけど
おれはこういう作業が死ぬほど好きなんだなと思った
いつかインストアルバム作ってみたいなー


後、キーボーディストとしてバンドに参加してみたい



歌詞に関しては一見恋人との別れの唄として捉えられがちだけど
(もちろんそう共感してくれてもいいんだけど)
それに限らず別れた相手に送れる曲・・・
遠く離れてしまうことや、死別してしまうこと
その思い出ともに生きていくということを唄いたかった


昔、飼っていた愛犬を亡くしたとき
送る唄、忘れない為の唄が自分にもあったらなと思ったので
今回やっとそれを書けてよかった


この曲を愛犬、妹のコルに捧げます