一曲

meghni, 流星


空を汚してはまた僕らは俯き
つぶやく願いが白い息になる
足取りのヒトツ握ったその手も
消え行くイッシュン流れ行く夜に




星よりキレイなこの街の眩しさ
何もかも叶えば騒ぎに変わって
隙間に逃げるよ息を切らしては
千切れそな鼓動でただ生きている今を



僅か光のような
かすかに輝くような
それを信じながら走っているだろう
淡くココロ灯して



切り裂いたライン
擦り傷の斜線で
ビル間を消えそうな軌跡で繋ぐよ
君は見えるかい
スピードの中で
それより儚いボクタチノユメガ



冬に凍えるような
闇に迷うような
痩せた勇気のような温もりを頼りに
淡くココロ灯して
ライトの河を厚着で泳ぐよ
零れそうな正体が
ばれない様に笑って



たかが永遠にすがった
照れ隠しの世界で
死ぬまでずっと
僕は何一つ選べず


僅か光の間
かすかに輝くような
それを信じながら走っていくだろう
淡くココロ灯して


レコーディング自体はかなり前に終わっていて
どんな形で表に出そうか迷うままに、お蔵入りならぬハードディスク入りしていた作品でした



この曲だけ時期が前なだけあって
ヴォーカルの録り方も唄い方も他の二曲とかなり違って聴こえる
当時のバンド、スフレの唄い方に近いかなと思います
スフレに持っていこうかなと思った瞬間もあったなー



イントロのアルペジオは自分の手癖で
学生時代からスタジオのセッティング中などによく弾いていたので
もしかしたら聞き覚えのあるメンバーもいるかも・・・
手癖から曲を切り出した珍しい作品です



ギターはフェンダーメキシコナッシュビルテレキャスター
トルネードの前期型、後期型の3本で弾いてます
トラック数が足りなさ過ぎて、演奏中にエフェクターを踏み変えたりギターを取り替えたり・・・
本職のエンジニアの人が見たら苦笑するしかないような無茶苦茶な録音方法だったけど
何とか聴ける形にはできたかなと思っています


聴いた人がどう感じるか、自分が唄う度々にどう感じるかはそれぞれであるべきとして
前提として描きたかったのは一つ
「ユメや願いとココロの対比」それだけです