Air by Ben Folds Five (1998-08-25)
- アーティスト: Ben Folds Five
- 出版社/メーカー: Import [Generic]
- 発売日: 1998/10/27
- メディア: CD
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個人的なレベルで空気の使い方が雑過ぎるんだよきっと。
Air by Ben Folds Five (1998-08-25)
個人的なレベルで空気の使い方が雑過ぎるんだよきっと。
先日の新松戸での星追いのライブの際、会場にたまたま立ち寄っていたハッチさんと久しぶりに再会した。一緒に呑んだ。
何を隠そうハッチさんと僕はEDDIE PUMPKIN'S HIGHというロックンロールバンドの現ベーシスト、元ベーシストの仲だ。言わば無関係者。会ったこととか一回しかないほぼ他人。
・・・なのに楽しかった。爆笑したな。これだからバンドは最高!あ、バンドは関係ないか。
そんな僕らのEDDIE PUMPKIN'S HIGHとレゾナンスの夢の対バンは7月8日新松戸FIREBIRDにて。誰得なのか?ロックロール得だろ。突き破るぞコラ。
個人的な問題として十数年続けてるブログだけど、ハッチさんみたいになぜか「ずっと読んでる」って人が現れるのが夢があるところだと思う。読んでもらう為に書いていなくても、言葉は誰かに届いて意味を成すのかもしれない。ある種。もしくは、全てにおいて。
ハッチさんイケメン!新松戸のドン・ファン!!ある種。
チャットモンチーの解散前最後のMステ出演のパフォーマンスをたまたま観た。
何年ぶりかのシャングリラとか、当時聴いたり後輩のバンドのサポートでギターを弾いてた身からすると「懐かしいなあ」とどうしても思ってしまう。彼女たちは何十回、何百回と繰り返してきたその際で演っているのに。
積み重ねは外からは見えにくいもので、成長は辛うじてわかる程度の誤差だったとしても本人にとっては何よりの財産だ。演奏後の2人の笑顔に思った。
物語は世の中の内にあって、でも物語の全ては世の中に収まらない。
超えている部分にこそ気付ける人であれたら。
ツイッターを見ていたら「接客業に疲れるってのはほんの数名のお客さんが原因で、それ以外は楽しい」みたいなことを書いている人がいた。その通りだなあと思う。でも、思うだけで違う。
楽しいことだけをやれてお金がもらえるならそんなことは誰でもやってるし、大成功した人のほとんど娯楽に見えるような仕事にも、どこかに僅かでもリスクが存在する。裏切りとか転落とか。リスクを請けることが仕事で、それを請け負いあうことで人間は文明を築き上げてきた。
僅かな可能性でも起こり得る裏切りとか転落の破滅に怯えるよりは、数名のお客様のイチャモンに付き合っていたほうが幸せという考え方もある。
んっ・・・新興宗教でも開こうかな!
そもそも僕は接客業の全てが楽しいと思って従事してますよ。お客様というノーリスクな立場の人間の、本心からの優しさとか気遣いとか、剥き出しの醜さに触れられるって最高じゃないですか。
信仰宗教でも開こうかな!
先月の3日の渋谷でのレゾナンスのライブから今月2日の星追いのライブまで、約一か月間で5本のライブをやってきた。
スタジオに入りまくったり呼ばれるライブに全て出演してその我武者羅さを青春のように感じてたあの頃でも、一ヶ月5本はそんなになかった気がする。どうしたおっさん。
届けるということが不確かなチャンスに手を伸ばし続けることでも、壁を削り続けて向こう側に突き抜けることでもあるのだとして、でもそのどちらかも継続と繰り返しでしか可能にすることは出来ない。期待していた形じゃなくても反応を頂いたり、確かに確実に技術が磨かれて続けているのを感じると奇跡の可能性も、信念の突破もまだ諦められないなと思えてくる。
今でも、届けと思っているよ。
次回のライブは12日、星追いにて新松戸FIREBIRDです。
アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督が今シーズン限りで退団する。
これは未だ信じられないこと。好きとか思い入れがあるとかではないけど、16年前くらいに自分がサッカーを好きになったころには既にヴェンゲルがアーセナルの監督をしていたので、アーセナルの監督のイメージはヴェンゲルでしかない。ヴェンゲルの前の監督が誰だったのかも知らないし、調べても知らない人だった。
アーセナルの「アーセ」はヴェンゲルの「アーセン」から付けられたのかとすら思っていたから、天と地がひっくり返っている。
永遠にすら思えていたヴェンゲルの22年間が終わりを迎えるのだから人間っていつかは死ぬわと思うし、その後に他の監督を迎え入れてチームが続くと思うと、自分が死んだ後も世界が続くリアルに触れた気がして泣けるものも泣けない。
生きるしかないのだ。生きられるだけの未来に。
僕たちだけが重い傘を抱えて僅かな雲に怯えてる
透明な滴に濡れていつの間にか変わってしまわぬように
流れるニュースは嘘のように真実で目を逸らせば現実が迫る
瞼を閉じた柔らかな暗闇に逃げ込んで一日が終わる
夜な夜な羊を数えていつかは夢に辿り着ける気でいた
追いかけなくちゃいけないのは未来じゃなくて
羊の今なのに
僕たちだけが溶けない飴玉を含みながら不器用に喋る
舐めているのは社会でも世界でもなくて個人的な永遠
終電を超えて流れてく夜に明日以外の出口はないけど
脈打つ一秒の恐怖に寄り添いながら眠らないでいよう
夜な夜な羊を数えていつかは夢に辿り着ける気でいた
追いかけなくちゃいけないのは未来じゃなくて
羊の今なんだ