忍耐狂

Be cool!

Be cool!

ツイッターを見ていたら「接客業に疲れるってのはほんの数名のお客さんが原因で、それ以外は楽しい」みたいなことを書いている人がいた。その通りだなあと思う。でも、思うだけで違う。


楽しいことだけをやれてお金がもらえるならそんなことは誰でもやってるし、大成功した人のほとんど娯楽に見えるような仕事にも、どこかに僅かでもリスクが存在する。裏切りとか転落とか。リスクを請けることが仕事で、それを請け負いあうことで人間は文明を築き上げてきた。
僅かな可能性でも起こり得る裏切りとか転落の破滅に怯えるよりは、数名のお客様のイチャモンに付き合っていたほうが幸せという考え方もある。
んっ・・・新興宗教でも開こうかな!



そもそも僕は接客業の全てが楽しいと思って従事してますよ。お客様というノーリスクな立場の人間の、本心からの優しさとか気遣いとか、剥き出しの醜さに触れられるって最高じゃないですか。
信仰宗教でも開こうかな!

不死鳥

火の鳥

火の鳥

先月の3日の渋谷でのレゾナンスのライブから今月2日の星追いのライブまで、約一か月間で5本のライブをやってきた。


スタジオに入りまくったり呼ばれるライブに全て出演してその我武者羅さを青春のように感じてたあの頃でも、一ヶ月5本はそんなになかった気がする。どうしたおっさん。


届けるということが不確かなチャンスに手を伸ばし続けることでも、壁を削り続けて向こう側に突き抜けることでもあるのだとして、でもそのどちらかも継続と繰り返しでしか可能にすることは出来ない。期待していた形じゃなくても反応を頂いたり、確かに確実に技術が磨かれて続けているのを感じると奇跡の可能性も、信念の突破もまだ諦められないなと思えてくる。


今でも、届けと思っているよ。



次回のライブは12日、星追いにて新松戸FIREBIRDです。

アーセンティック

ヴェンゲル・コード アーセナル、その理想の行方

ヴェンゲル・コード アーセナル、その理想の行方

アーセナルアーセン・ヴェンゲル監督が今シーズン限りで退団する。
これは未だ信じられないこと。好きとか思い入れがあるとかではないけど、16年前くらいに自分がサッカーを好きになったころには既にヴェンゲルがアーセナルの監督をしていたので、アーセナルの監督のイメージはヴェンゲルでしかない。ヴェンゲルの前の監督が誰だったのかも知らないし、調べても知らない人だった。


アーセナルの「アーセ」はヴェンゲルの「アーセン」から付けられたのかとすら思っていたから、天と地がひっくり返っている。



永遠にすら思えていたヴェンゲルの22年間が終わりを迎えるのだから人間っていつかは死ぬわと思うし、その後に他の監督を迎え入れてチームが続くと思うと、自分が死んだ後も世界が続くリアルに触れた気がして泣けるものも泣けない。


生きるしかないのだ。生きられるだけの未来に。

sheep

僕たちだけが重い傘を抱えて僅かな雲に怯えてる
透明な滴に濡れていつの間にか変わってしまわぬように


流れるニュースは嘘のように真実で目を逸らせば現実が迫る
瞼を閉じた柔らかな暗闇に逃げ込んで一日が終わる


夜な夜な羊を数えていつかは夢に辿り着ける気でいた
追いかけなくちゃいけないのは未来じゃなくて
羊の今なのに


僕たちだけが溶けない飴玉を含みながら不器用に喋る
舐めているのは社会でも世界でもなくて個人的な永遠


終電を超えて流れてく夜に明日以外の出口はないけど
脈打つ一秒の恐怖に寄り添いながら眠らないでいよう


夜な夜な羊を数えていつかは夢に辿り着ける気でいた
追いかけなくちゃいけないのは未来じゃなくて
羊の今なんだ

serenity

ノイズを憎んで溜息で埋める
騒めきのこの時を白く染めて
瞳の動きで揺れる視界より
波打つ世界を泳ぎ切ったら


うらぶれてる鈍い期待も報われそうな気がして
忘れかけた古いメロディーをもう一度信じるのなら
耳鳴りを追いかける


作り笑いでも君は美しい
偽りだらけでも今を超えろ


疲れ切ったプライドだけが光を放つ時が来た
それ以外が穢れて見える卑屈さの限界点から
耳鳴りを追いかけろ

ガチ勢の国

職場に新入社員が入ってきた。
自己紹介的なプロフィールカードみたいものが事務所に掲示してあったのだが、好きなアーティストはAAAとにっしー(水の中で雨中ではない)、好きな曲にはにっしーのソロ曲名が記してある。にっしーさんはAAAのメンバーなのに、あえてグループ名とソロ名義を並べてくるあたり臭うな。ガチ勢臭が。
少なくともスマホの待ち受けがにっしーになってるか、部屋ににっしー(水の中で雨中ではない)のポスターが貼ってる域には達してるだろう。


AAAのにっしーさんというと平清盛平頼盛役をやっていたことしか思い起こせないのだが、今度聞いてみよう。平家は本当に一蓮托生だったのかと。



そんな僕と言えば、ガチ恋な佐藤佳穂さんとツーショットを撮って来たのでお納めください。



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佐藤さん何て服着てるの・・・

群青

群青 椿屋四重奏

群青 椿屋四重奏

椿屋四重奏が解散時に発売されたインタビュー集を今になってやっと読み終えた。あまりに唐突な解散だったため、生々しくとも受け入れられなかった言葉の数々が今なら生々しいからこそ理解できる。7年の月日は自分を大人にしたのか、ドライに変えたのか。


9年前の職場の跡地で営業しているうどん屋さんに最近ちょくちょく行っている。経緯の詳しいことは抜きにしても、居場所を乗っ取られ全てを塗り替えられたように感じて目の敵にしていたが、場所が残らなかったからこそ想い出になれた想い出もあるのかもしれない。
あの頃が跡形もない空間を見つめてあさりうどんを食べている。美味しいですよ。あっさりしてて。