「人の痛みがわかる人間になりなさい」
常々そうやって教育されてきた未来で、最も人の痛みをわかってらっしゃるであろう天上人様らが人の痛みがわかるからこその相手への牽制や嫌がらせを繰り返し、戦争にすらなりそうになっているから本当はそれなりに鈍感であるべき説ある。
「人の痛みがわかる人間になりなさい」
常々そうやって教育されてきた未来で、最も人の痛みをわかってらっしゃるであろう天上人様らが人の痛みがわかるからこその相手への牽制や嫌がらせを繰り返し、戦争にすらなりそうになっているから本当はそれなりに鈍感であるべき説ある。
奇跡の漫画だと思う。
高校の頃から掃天航路が18年間守り続けてきた自分的漫画トップの座をついに奪還した一作。出会いは突然で不思議。ツイッターの誰かの紹介で知って(書いてた人誰だっけ・・・)1冊1円で買った漫画だから。
不思議に出会えたら運命と感じられるとも思うが、1円という値踏みに現代への猜疑心も等しく積もる。
4巻の「由利香」という話がとにかく強く印象に残った。この現代、この社会の中で誰かがこの題材を、この角度から書かなければいけなかったと思う。絶対に書かれなければならなかった。
山で外界と隔てられた田舎に暮らす由利香は平凡な毎日を幸せに感じつつも、自分以外の人は想像の産物なんじゃないかと思春期の少女らしく思ってしまったりもする。そんな中、地自分を探しに来たという不思議な少年、転校生と出会う。
由利香はやはり他人を存在しないものなんじゃないかという錯覚に捉われ続け、ある時から血みどろの人の死体の幻を度々目にするようになる。
少年は由利香に君はここにいるようにと制するが・・・
「別れる相手の幸せを願うとかありえないよね。それってもう好きじゃないってことだよね」
仕事中にタッグを組んでいた相手が語る。
「そうなると付き合っている状態、或いは結婚しているか、もしくは絶対に別れないと言い張っている状態にしか相手を好きという気持ちは存在できないんですか?
じゃあ叶わなかった恋はその人のことを好きじゃなくならないと終わらないんですかね?恋の終わりは必ずしも好きの終わりですか?
これでよかったと今までの全てを肯定できたからこそ生まれる区切りみたいな失恋もあると僕は思うんですが」
窯の中のパンは小麦から小麦粉へ小麦粉から生地へ、生地からパンへと移り変わり続け、それを肯定し食した誰かの人生は続く。
移り変わりとあの時の僕をちゃんと定義してくれたのは、未来の肯定だった。静かな願いだった。
日付変わって本日9月2日、久しぶりの星追いとしてライブに出演します。
よろしくお願いします。
いつかのブログを毎日更新することを習慣とし、楽しみにしていた頃の僕はどこに行った。かつての習慣が稀で貴重なタイミングになるとか守りきれない大人に成り下がった証拠だな。死ねばいいのに。
ミイラみたいに現存し続けるくらいなら消滅すればいいのに。
ともあれ、こうやって書き続けたいという気持ちとタイミングを抉じ開けてやるという想いが伴って更新し続けられているのは3年ぶりくらいなので、何というかこのまま取り戻したいですね。
そして本当の意味で更新したい。
大人こそ更新しろ未来を。